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小松救難隊長インタビューを掲載!

『よみがえる空』DVDシリーズには、本編とは別に特典映像が収録されます。 その特典映像には、実際に航空自衛隊小松基地で救難任務に就いている、航空救難団の人々へのインタビューも収録しています。今回は、第1巻特典収録のインタビューの一部を抜粋して掲載します。

DVD第1巻収録インタビュー対象者
小松救難隊長/固定翼(U-125A)操縦士
二等空佐 池田五十二


――なぜ救難隊に入られたのでしょうか?


 当初私は戦闘機パイロットを目指していました。私の学生時代は、航空自衛隊でパイロットを志望した人間は、皆が戦闘機パイロット戦闘機の養成コースを進んで、皆が戦闘機部隊に配属されることになっていたんです。

 そのため私も実際に戦闘機部隊で2年半過ごしたのですが、私自身は、元々救難部隊や救難のパイロットに興味があったんです。それで当時小松の救難隊長であった方と知り合いまして、救難活動のビデオを拝見したり、救難の話を聞いたりするうちに、「やはり自分の目指す道はこちらだ」と救難部隊へ転属を希望しました。

 やはり人は、誰でも「人を助けたい」という願望をもっていると思うんです。それを実際の仕事にできるのはやりがいがありますし、また自分の行為が他人に喜ばれているという充実感もあります。  

  確かにすべての状況で人を救えるわけではないですが「任務を遂行できるのか、被害者を救出できるのか」という不安と恐怖に打ち勝つための辛い訓練をしているため、自分に対する誇りも感じられる部隊なのではと思います。


――航空自衛隊航空救難団は「救難活動、最後の砦」と言われますが、その理由は何ですか?

 元々航空救難団は、自衛隊の航空機パイロットを救助するための部隊であり、災害派遣のために作られた部隊ではありません。ですから災害が起きたとき最初に派遣されるのは、自治体が持っている防災ヘリコプターや警察ヘリコプター、もしくは海の警察といわれる海上保安庁のヘリコプターです。

  ですが天候が悪かったり夜間であったりと飛行条件が厳しく、そういった組織のヘリコプターでは太刀打ちできないときがあります。そのときには、もっとも能力のある航空救難団に出動要請がくることになります。これが最後の砦と呼ばれる所以です。

 なぜ航空自衛隊航空救難団がもっとも能力があると言えるかというと、まず所有している航空機が、エンジンの出力や収容人員などで性能的に優れているということがあります。それに航空救難団の救難員や操縦者は、あらゆる困難な状況を想定して救出の訓練を、昼夜問わずに行っているという自負があります。

 他の機関も、さまざまな悪い状況を想定して訓練を行っているとは思いますが、やはり予算や航空機の性能などが足かせになって、すべての状況をカバーできていないのが現状だと思います。


――救難隊長としての生活はどういうものですか?

  普段の生活自体は一般の人とあまり変わりません。訓練も土日は休みで、自宅で音楽を聴いたり小説を読んだりと普通のことをしています。ただ1年365日間ずっと待機についている状態でして、緊急の時にはポケットベルや携帯電話で連絡が来るんです。そのためそれらが通じないところにはなるべく行かないようにしていますし、例えばデパート地下の食品売場に行きたいなどというときには、事前に本部に連絡しておくというように気を使っています。私は渓流釣りが好きなので本当は山奥に入りたいんですが、そういうところは電波が届かないので、今は控えるようにしているんです。


――『よみがえる空』の舞台にもなっている、小松救難隊の特色は何でしょうか?

 地理的な面でいうと、小松は前に日本海という大海原、後ろには白山などとの険しい山々に囲まれているため、小松基地部隊出動の際には色々な状況が発生します。全国的にも災害派遣の件数、実績が一番多い部隊ですし、またそういった地理的条件の下で訓練しているため、練度の高い部隊にもなっています。

(続きはDVD第1巻収録の特典映像で!)


DVD第1巻収録の特典映像には、上記内容を含むインタビューが収録されます!

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