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日本各地の航空基地に展開し、防空任務を担う航空自衛隊。戦闘や事故で脱出したパイロットを無事救出することを目的として編成されたのが、高度な救出技術を有する航空救難団だ。しかし、かれらが救出の手をさしのべるのは、空自隊員だけではない。世界でもトップクラスの救難能力を用い、警察や消防そして”海猿”で知られる海上保安庁など、他の救難組織では対応できない厳しい状況において、民間人の救助活動も行っている。これが災害派遣と呼ばれるものだ。
その活動は、滅多に起こることのない航空事故パイロット救出よりも、災害派遣による民間人救出の方がはるかに多いのが実態である。自然災害が後を絶たない今日、実は我々にとって非常に身近な自衛隊のひとつなのだ。
２００６年１月、この「航空救難団」を舞台にしたアニメ番組がスタートする。実写では実現が難しいとされる「救難モノ」を、アニメーションならではの斬新な演出と圧倒的なクオリティで展開する。他では見られない、新しいタイプの「ドラマティック・アニメーション」の登場に期待してほしい。
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